食科協かわら版 ニュース&トピックス No.144-3 (2021年度No.19)別冊

こんなものを作ってみました 題して「人は何で死ぬのか」 本当の狙いはコロナウイルスの10万人当たりの確定数を出したかったのですが ちゃんとした数字が拾えませんでした 
日本の死亡率は1.7%前後だったと思うのですが どういう数字を基にして死亡率を出したのか よくわかりませんでした 多分→(日本国内の感染者数(NHKまとめ)2021/6/9によると 死亡者数13855/感染者数767906)=1.8%
対10万人の死亡率は年度別にしなければならないので 本来比較することはできないのですが… 
とりあえずの目安として 昨年の数字と思しきものを載せました 元ネタは厚労省の人口動態調査 
去年までは患者数も少ないので 当然死亡者も少ないです 備考欄にR3/1/6とある数字を全て足しても3,412名 2019年の年明けからジャンジャン死んでるってことです 
今年の分は今のところ昨年までの数字×3で概数が出ます 80歳以上なら肺炎死に並びます 
ただ、感染者に対する死亡率は下がってきています 治療の効果が出ているということでしょうか 
80代のコロナ死はそれなりに重大疾病と肩を並べます まあ基礎疾患を抱えているので 納得の数字 
しかし 滑って頭でも打って死ぬより70代のコロナ死は少ない 
まあ だいたいの人は ガンか 心臓か あたって死ぬということですわな 

しかし 暇にまかせてこんなことをやっていると いろいろ知見が増えます 
クロイツフェルト・ヤコブ病で死ぬ人がここまで多いとは思いませんでした 
また 溺死が意外と多い 60才を過ぎるあたりから激増します 原因は家庭の風呂だそうです 年寄りは体育ずわりして風呂につかるんで うとうとしたすきにどぶんとやってしまうらしい 
年をとると首が固くなるので バスタブに横に寝るとか 縁に頭をのせる体勢がとりづらくなる 老健施設の職員によると「ほとんどのお年寄りは『体育ずわり』で入る」んだそう 
いわゆるヒートショック死は分類が別になる(多分殆ど心疾患になる)ので(分けづらいですが)
 この数字は純然たる溺死ととらえてもよさそうです
80才を過ぎると数値が下がるのは 一人での入浴が難しくなるせいでしょうね みんな気を付けましょう

娘が言っていたけれど
「コロナ死より餅で死ぬ人が多いのに… 『餅の不買運動』は起きないのよね」
曰く至言 表をじっくり見て 冷静に判断しましょう

「幾分いい加減なところもあるけれど ま いいか」って 勢いで出してしまったのですが  
「脳梗塞」「肺炎及び気管支炎」「高血圧性疾患」が順列になっていない…
しかし 元グラフでの数字はこのとおりなんです(全く別の表なので母数が違うのかも知れません 見逃しているのかも知れないけれど…) 
とりあえず「死亡率対10万人当り」では並んでいるし おおよその目安にはなるかと思います お遊びだと思って見逃がしてください

ミスが6%以下なんだから結構まとも(自画自賛 |(^^)v)

                             文責 飯塚