有機フッ素化合物のうち、PFOA(パーフルオロオクタン酸)及びPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)について、世界保健機関(WHO)傘下の一機関である国際がん研究機関(IARC)が発がん性を評価し、その結果を2023年11月30日、公表しました。IARCは、PFOAをグループ1に、PFOSをグループ2Bに分類しました。昨今、PFOAやPFOSについての社会的関心が高いことから、食品安全委員会は、今回のIARCによる発がん性分類の結果や意味について、Q&A形式で整理し、情報提供することにしました。
なお、現在、食品安全委員会は、PFOAやPFOSを中心に、有機フッ素化合物(PFAS)を食品を通じて摂取した場合の健康影響について評価中です。発がん性を含む様々な毒性について、国内外から収集した知見を精査して見解をまとめ、その結果を、評価書として公表する予定です。
このウェブページは、PFOA及びPFOSに対するIARCが発表した内容やその意味について、客観的に解説することを目的とするものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。今後とも、IARCが公表する情報を見ながら内容の更新を行ってまいります。https://www.fsc.go.jp/foodsafetyinfo_map/pfoa_and_pfos_faq.html