Communication Center for Food and Health Science/特定非営利活動法人食品保健科学情報交流協議会
協議会の紹介 協議会の活動状況 ニュースレター リンク
リンク
協議会の活動状況
arrow
講演会

第4回食科協公開講演会を開催



10月4日、第4回公開講演会『ISO22000「食品安全マネジメントシステム」その最新情報と導入の実際』を中央区日本橋社会教育会館で参加者110名を迎えて開催しました。
昨年に引き続いて「ISO22000食品安全マネジメントシステム」をテーマにしての講演でしたが、昨年はちょうどISO22000国際規格案が生まれたばかりのときでしたので、
まず生まれたことを広めることを目的に開催し、今年の9月1日に新国際規格として正式に発行したことを受けて行ったものです。

プログラム
司会:伊藤 蓮太郎(食科協専務理事)
開会の挨拶:林 裕造(食科協理事長)
座長:三原 翠(食科協常任理事)

講演:ISO 22000の内容と最新情報
ISO/TC/WG8専門分科会日本委員 荒木 恵美子
((財)日本食品分析センター)

講演要旨:(1) ISO22000とはCodex委員会が作成したHACCP導入のガイドラインをベースにした食品安全マネジメントシステム要求事項であることなど
 (2) 規格発行の経緯(概略)については1999年にISO/TC34WGが必要性を検討、2001年にデンマークが委員会案(CD)を提案
日本は2003年から参加、2005年5月から7月に行われた最終規格案に対する投票では賛成44対反対0で、2005年9月1日に国際規格が発行したことなど
(3) Codex HACCPとISO 22000とは関係が深いこと。
(4) 国際規格の内容についてはその要点や最終規格案と国際規格との主な変更点などを説明
さらに今後発行される内部監査の指針案ISO/DTS 22004や認定、審査登録制度の指針案ISO/PDTS 22003についても説明

講演:ISO 22000導入の実務
    NPO法人食科協 常任理事 渡邊 清孝((有)フードセイフティ・コンサルティング)

講演要旨:(1) 食の安全と安心をめぐる状況
(2) ISO22000は何をマネジメントするのか
(3) ISO22000導入の考え方と構築手順の例示
(4) ISO22000を導入する場合にキーポイントとなる要求事項と構築するときの留意点などを説明
あわせて、導入準備段階での現状分析の重要性及び現状分析をする際の特に製品特性分析と組織分析を行う際の着眼点に付いても説明

Q&Aシンポジウム
冒頭に、特別に参加してくださった、寺部哲央氏((財)日本適合性認定協会(JAB)システム認定部 認定グループ長)から、
(1) 国際標準化機構の概要
(2) 認定・認証・適合性評価の定義
(3) JABにおける認定の仕組み
(4) ISO22000にどのように取り組むのか(審査登録のための仕組み作りではないこと)
(5) ISO22000へのJABの取り組みなど
(6) 今後の課題などについて ご説明いただきました。

引き続き、参加者からの多数の質問に対し両講師から解答していただきました。
主な質疑応答は以下のとおりです。
Q:「CLを逸脱した製品を出荷前に確実に識別し隔離できなければ、HACCPプラン(CCP)で管理すべきでない」と言うことは、ISO22000の中で記されているのですか?
A:7.6.4の項目の最終部分にある。〔モニタリングの方法及び頻度は、許容限界を超えたときに、使用または消費される前に製品を隔離できるものでなければならない。〕
Q:ISO 22000が正式に発行されましたが、今後厚労省の総合衛生管理製造過程との兼ね合いはどのように進んでいくのでしょうか?
A:今後も関係はない。元来、マル総は食品衛生法で製造基準が決まっているものについて,当該製造基準以外で製造する場合に,厚生労働大臣が個別に許可する規定であり、
食品衛生法の規制緩和である。今後も存続するのは当然だろう。現在、マル総を取っているところは、ISO22000に一番近いところにいると言える。
これは更新を済ませたところの場合だが。ISO22000はマル総がない食品にとっては必要だろう。

Q:マネジメントシステムを道具として使う為に、コンサルティングという立場で、一番重要と考えられていることは何か?それをどのようにコンサルされるのか?
A:それらがコンサルタントの生命線のようなもので・・・,要はその会社のトップの意志が大事で、それしかないと思っている。
従って、コンサルはその会社を理解することが重要である。
コンサルタントとその会社の担当者が従業員の年齢構成、国籍など対象となる人々を良く知ること及び、現在実施されている管理手段や製品の特性など
それらを把握して現状分析を充分にしてからシステム構築にキックオフするほうが効果的に使えるシステムができると思われる。

閉会挨拶  槙 孝雄(食科協常任理事)


会場の様子


講演中の荒木講師と渡邊講師        JAB寺部氏の説明の様子



Q&Aシンポジウムの様子

サイトのご利用に当たって Copyright Communication Center for Food and Health Science All right reserved.